黒豆とちょろぎ

クローン病患者92のブログです

これも医療費控除の対象です!

今日は仕事始めでした。

今年は休みが長かったのでボケボケでしたね。明日から頑張る。

 

毎年、年が明けると確定申告のことが頭をよぎります。

2月中旬〜3月中旬に税務署に提出するあれです。

 

みなさん毎年確定申告してますか?

医療費控除 受けてますか?

5年分さかのぼれるの、知ってますか?

 

1年間(1月1日から12月31日)にかかった医療費が合計で10万円を超えていたら、払った税金が戻ってくる可能性ありです。

 

この10万円ってよく聞きますが、そんなにかからないよーって人もいますよね。

実は給与所得が200万円以下の人はもっと少ない金額でも税金が戻ってくる可能性、ありますよー!

そしてこの医療費には病院の窓口で払ったお金じゃないものも含まれます!

 

詳しくは国税庁のHP→医療費控除の準備:令和元年分 確定申告特集

もしくはググってみてください〜。

以下、私のこれまでを例にとってみます。これも参考にしてみてくださいね!

 

社会人になりたての時は医療費を毎月1万円払っていました。

クローン病医療費:1万円/月×12ヶ月=12万円

これもうすでに10万円を超えているので医療費控除が受けられます。

私はこの年は確定申告をよくわかっていなかったので、翌年2年分の確定申告をしました。面倒臭さ2倍。

 

 

収入が減った翌年、特定疾患の限度額が月5000円になった時もこまごま病院にかかっていたので10万円超えていました。

クローン病医療費:0.5万円/月×12ヶ月=6万円

・耳鼻科医療費:2万円/年

・歯科治療費:1万円/年(自費の歯列矯正は除く)

・婦人科:3万円/年(月経困難症に対するピル代は含める)

医療機関への交通費(公共交通機関):2万円/年

・薬局で購入した強力ポステリザンPL顆粒:0.2万円

避妊目的で処方されたピルや保険適応外の歯列矯正、自家用車で通院した場合のガソリン代や駐車場代は医療費に含まれないので気をつけてね。

詳しくはこちら→【医療費控除を受けられる方へ】(国税庁HP)

 

入院して保険がおりた年は…

クローン病医療費:1万円/月×12ヶ月=12万円

・入院に対する保険料:30万円(※5月と6月に入院)→−1万円/月×2ヶ月

医療機関までの交通費:0.7万円

入院保険料は入院した月の分の医療費が補填されたと考えるので、1年分の医療費から引かなくていいんです。

 

10万円って多いようで少ない。と思う。

でもハードル高いですよね10万円。特に年収が下がった翌年は特定疾患の上限額も下がるし(これ自体はとっても喜ばしいことです)。

でも医療費が10万円超えていなくても税金が戻ってくる場合もあります。

 

 

例えばわたしのある激動の年は・・・

 

・年収(額面上の給与金額)161万円

・かかった医療費総額   24万円

 

でした。

 

この給与収入は「手取り」になる前の支給額まるまるのことです。

これをもとに給与所得を算出します。

給与収入–給与所得控除額=給与所得 今回は96万円になります。

給与所得控除額は年収によって違うので、計算がややこしい!

確定申告するならサクッとフォームに入力して自動計算してもらう方が手取り早いと思います。

この給与所得が200万円以下なら、医療費が10万円以下でも税金が戻ってくる可能性があります!

 

 

医療費控除は、通常〔かかった医療費-補填された金額(保険料)-10万円〕ですが、

給与所得200万円以下の場合

〔かかった医療費-補填された金額(保険料等)-給与所得の5%〕になります!

例えばこの年の給与所得は96万円なので、96万円×5%=48000円です。

つまりこの年は48000円を超えた部分の医療費が控除の対象です!

10万円から5万円以下!一気にハードルが下がりましたね!

医療費控除額は240000円-48000円=192000円となります。

 

ほかに控除の受けられるものとして、この年は以下のものがありました。

社会保険料控除   約33.2万円

 ※払った年金とか健康保険料とか雇用保険料とか。

・生命保険料控除    約4.3万円

 ※民間の医療保険とか生命保険とか

基礎控除      38万円

これらを合計して、控除額は約95万円になります。

 

ここで、今まで計算した給与所得金額と控除額を使って「課税される所得金額」を計算します。

課税される所得金額=給与所得金額-控除合計

=96万円-95万円=1万円

この1万円を元に所得税を計算すると510円。これが実際に支払う必要のある所得税ということになります。

 

さて、じゃあ一体いくら税金は戻ってくるのでしょう。

この年、給料からもともと天引き(源泉徴収)されていた所得税は約27000円でした。でも実際に払う必要のある所得税は510円。払いすぎていたってことです。

最終的には約26500円の税金が還付されました〜。これは嬉しかった!

 

ちなみに昨年は約5000円の還付でした。

確定申告は申請するときにいくら戻ってくるのかわかるから嬉しい。楽しい。

自営業の方は納税額がわかってウッとなるのかもしれないけれど…。 

 

今回は扶養に入ったりふるさと納税したりいつもと違うのでそわそわします。

確定申告、頑張る〜。みんな頑張りましょ。

 

以上、素人記事でした。間違っている部分あったらどうぞご指摘ください!

 

ーー追記ーー

もっさんとくにたくんたくさんご指摘ありがとうございました!

記事修正しました。金額のつじつまが合うように少々調整しています。

おかしいわい!ってところがあればまたご指摘ください〜!